IGCSE

International General Certificate of Secondary EducationIGCSEは英国の国立カリキュラムであるGCSEの国際版で、GCSEよりも難度が高いといわれています。IGCSEはIBディプロマプログラムをはじめとするより高度な学習の準備をするための2年間の国際プログラムで、14歳から16歳までの生徒を対象としています。IGCSEはこの年齢層の生徒に提供される最も人気の高いプログラムで、英国の多くの私立高をはじめ、シンガポールや香港の大多数のインターナショナルスクールで採用されています。この人気のもとは生徒が多様な教科を学ぶ中で知識を深め、批判的・分析的なスキルを発達させることができるバランスがとれ、よく考えられた緻密なカリキュラムにあります。

IGCSEでは生徒が多様な教科群から6教科を選択し、学習します。これにより、IB DP、そしてその先の成功のために必要なバランスが取れた基礎知識を習得することができます。教科群は以下の通りです。

Group 1—English Language and Literature(英語と文学)
Group 2—Japanese Language(日本語)
Group 3—Individuals and Societies(個人と社会)
Group 4—Sciences(理科)
Group 5—Mathematics(数学)
Group 6—The Arts(芸術)(またはGroup 3の教科から選択)

これらの教科に加え、生徒は週2回の体育に参加し、ホームルームアドバイザーと生徒ケアコーディネーターによる、生徒が自身の身体や健康、そして思春期の社会的精神的な発達についての理解を深められるように構成された授業を受けます。このように、KISTでのIGCSEはバランスの取れた柔軟で強靭な生徒の発達をサポートします。

2年間の学習の終わりにはすべてのKIST生がG10の5月あるいは6月初旬に外部評価されるIGCSE試験を受けます。この試験は生徒の2年間のIGCSEでの達成度をはかる指標となるだけでなく、外部で採点され統一化された試験の結果は将来の進学先検討の際のサポートにもなります。

KIST生は全員G11からIBディプロマ・プログラム(DP)で学習します。KISTがMYPの継続でなくG9およびG10でIGCSEを導入した大きな理由として、IGCSEが、DPとの橋渡しとなるプログラムであるということが挙げられます。IGCSEの多くの利点のうちの一つに、ここで要求される知識がDPで求められるものと非常に近いということが挙げられます。そのため、難度の高いDPで必要とされる学力を身につける準備ができるのです。更に、DP同様にIGCSEは最終的に外部試験を受ける形式の2年間のプログラムであるため、本プログラムの学習をおこなうことで、長期的な記憶力が要求され、最後に試験が課せられるDPの形式に馴染むことができるのです。

カリキュラムの本質、学習方法、その他全般的に期待されることなどについて保護者の方に勉強していただくカリキュラム説明会が年間を通して行われます。学校は、すべての保護者の方に説明会への参加を奨励し、お子さんを適切にサポートしていただくために必要な知識を身につけていただきたいと思います。

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