奨学金制度

多様な背景を持つ学習意欲のある生徒に質の高い教育を提供するというミッションに従い、KISTには現在特定の基準を満たす熱心な生徒に提供される2種類の奨学金があります。奨学金授与の基準は、学校の信条に沿って決定されます。

KIST特待生奨学金

KIST特待生奨学金（KIST Scholars’ Awards）は、向学心と他社への思いやり、他の生徒の模範となる事で、学校のミッションに貢献する、G7～G12の生徒に授与されるものです。KIST特待生学金は、学校精神の見本となることで学校コミュニティにに著しい貢献をした生徒に授与されます。

就学奨学金、以下の4種類となります。

CategoryAward
Platinum award1年間の授業料を全額免除
Gold award1年間の授業料の75%を免除
Silver award1年間の授業料を半額免除
Bronze award1年間の授業料の25%を免除

特待生奨学金授与者は、該当年度1年間の授業料のみ免除されます。その他の学費は全額お支払い頂くことになります。

KIST特待生奨学金は、設けられた基準への生徒の達成度に沿って授与されます。審査基準は厳しいものですが、奨学金授与者数に上限・下限はありません。また、授与基準を満たす申込者がいない場合は、該当部門の特待生奨学金は授与されません。

下記のような条件を満たしていることが選択基準となります。前学年度のKISTでの実績を判断します。奨学金は以下の資質を持つ生徒に授与されます。

  • 高い学習意欲を持ち、優れた学業成績を収める
  • しっかりと学校に通い、欠席率が低い
  • MYP ServiceかDP CASの必要を満たしている
  • 学校の規則やポリシーを守り、適切な振る舞いの
  • 良い学習環境をつくることに貢献している
  • 良いロールモデルとなっている
  • 保護者が学校行事やその他活動をサポートし、参加している

奨学金や申し込み方法などの詳細は毎年4・5月に該当する学年の生徒及びそのご家族にE-Communicationsでお知らせします。

KIST大学支援奨学金

KISTでG11、12に提供されているディプロマプログラム（DP）は、世界的に学問的にやる気のある生徒のためのプログラムとして認識されている、非常に難しいプログラムです。DPを高得点で成功裏に終了した生徒は、世界中の一流大学に行くことが出来ます。KIST大学支援奨学金（KIST ‘Learning for Life‘ University Support Scholarships）は、DPの最終年度に高得点を獲得するなど一定基準を満たした勤勉な生徒が対象となります。2011–12年度に導入されたこれらの奨学金は、生徒の最終学年における努力を認め、その偉大な功績を称え、そして生徒たちが「生涯学ぶ」ことを続けられるように、大学生活を支援するためのものであります。

大学支援奨学金は、以下の3種類となります。

CategoryDP scoreAward
Gold award45 points現金200万円の奨学金
Silver award44 points現金100万円の奨学金
Bronze award42–43 points現金50万円の奨学金

DPで高い点数を獲得することに加え、奨学金を獲得する生徒は下記のような基準を満たしています。

  • フルIBディプロマを持ってKISTを卒業する
  • KISTを卒業した年に大学に入学する
  • 学年度中、欠席率が、ある一定の割合を超えていない
  • G11、12の間、責任ある行動を示す

申請手続きの各基準に関する具体的な要件は、毎年4月頃に公表されますが、基準を満たしているGrade 12の全生徒に資格があるので、申込書は必要ありません。受賞者がいる場合は、7月にお伝え致します。

統計

下記の表は、KIST大学支援奨学金の設立以来、この奨学金が授与された生徒の数を表しています。

学年度GoldSilverBronze合計
2011–120011
2012–130325
2013–140235
2014–151359
2015–1605712
2016–17031013
2017–18031316
2018–1915915
2019–20 051823
合計22968100