保護者の役割

KISTの信条の一つに:

「教育は、生徒、保護者、学校の相互の協力によって成り立つものである。」

というものがあります。

私たちは良い学校とは、必ずしも学業面での優秀さだけではなく、温かく思いやりのある環境、強い社会関係、学校と家庭との確固とした関係によって定義されると思います。お子さんが教室で学んできたことを保護者の方が家庭でサポートしていただくことや学校の教育プログラムをそれぞれの分野に積極的に参加していただいてサポートしていただくことを通してこの関係が築かれます。お子さんの教育や学校行事に積極的に参加していただく保護者の姿が、子どもたちのよきお手本になると信じています。

KISTでは、保護者の方のサポートを重視し、すべての学年を通して、保護者の方がお子さんの教育に関わることを強く期待しております。学年が上がるにつれて、様々な理由から保護者の方がお子さんの学校生活に関わる時間がだんだん少なくなってくることがよくあります。子供たちは大きくなるにつれて、自立してできるような知識やスキルを十分身につけてくると思っています。もちろんある程度はそうかもしれませんが、お子さんがセカンダリースクールに入って、思春期を迎える頃には持続的な親の関わりが非常に大切になってきます。さらに、G11、G12のディプロマプログラムでは、学業面で要求されるものが増え、保護者の方のサポートが特に重要になります。

いくつかの年間行事へのご家族の参加は必須となっています。これらにはKISTival(毎年開催される学園祭)、ファミリーデー、保護者説明会、三者面談、生徒主導型面談などを含みます。年間行事の日程はご家族に事前に予定していただけるよう、年間カレンダーにてお知らせしております。

イベントへの参加に加え、保護者に任意でサポートしていただける方法は以下を含みます。

  • クラスペアレンツ
    エレメンタリースクールでは、担任や学校から依頼があった際、クラスの取りまとめやサポートを行う役目として各クラスで「クラスペアレンツ制度」をとっています。通常各クラス1、2名の保護者のボランティアをお願いしています。
  • KISTivalリーダー
    KISTival(スクールフェスティバル)での学年ブースの運営を取りまとめるリーダーです。エレメンタリー及びセカンダリーの各クラス、通常1、2名のボランティアの保護者の方にお願いしています。この役割を全うしてくださった保護者の方にはスクールサポートプログラム(SSP)のポイントを認定する場合があります。
  • 遠足、課外授業
    お子さんのクラスの遠足や課外授業に保護者の方に参加していただくことがあります。これは、お子さんたちと一緒に未知の世界を探求し、新たな発見を得るという絶好の機会となります。

保護者の方のサポートは生徒がプログラム進学する際に検討される要素の一つです。

多くの保護者の方が仕事等でお忙しいことは充分承知しておりますが、全学年を通して、引き続きお子さんをサポートしていただくようお願いいたします。