施設とサービス

2006年8月に、KISTは現在の江東区白河キャンパスに移動しました。この場所は、江東区によって保有されていたものでしたが、当校の設備とサービスを向上という創立者の願いを実現するために購入されました。この土地は、KISTが使用する以前、1950年から明治小学校と統合される2002年まで、白河小学校がありました。

セカンダリースクールの所属する本館、エレメンタリースクールの西館、そして独立した体育館の3つの建物により構成されています。本館および体育館は以前日本の小学校として利用されていた校舎です。現在の校舎に移る前に、学校の建物としての厳しい基準をクリアするために、耐震性を診断や、アスベストの危険性に関しても審査をうけ、様々な大規模改装がなされました。4階建ての西館は再開発プロジェクトの一環として2009年8月に建築されました。


学習スペース

本館にはエアコンを完備した教室のほか、生物、化学、物理のための実験室、美術室、クラス単位でそれぞれノートパソコンを利用し、学習することができる技術情報室などの施設があります。また、Library Media Center(LMC)は、2011年に設備、サービスともに充実されました。気軽に読書を楽しむことのできる広いスペース、個別の学習エリア、そしてDPプログラムの生徒を対象とした学習室が設けられています。

西館にはエレメンタリーのクラスが使用するエアコンを完備した教室、美術、音楽、日本語の特別教科の教室、多目的室(MPR)、コンピューター室、エレメンタリー図書室が配置されています。セカンダリースクールの音楽室もこの建物に位置しています。

598 m2の広さを擁する体育館は、体育のクラス、校内集会、発表会、スタッフミーティング、保護者を対象としたイベントなどに利用されています。また他校とのスポーツトーナメント、試合にも利用されています。

また、エレメンタリー及びセカンダリー生の屋外遊びのスペースとして、人工芝が整備された校庭(1,551 m2)にはアスファルトのバスケットボールコートが隣接されています。K1からK3の生徒を対象とし、区切られて設置された幼稚園(ECE)用園庭には、遊具や砂場のほか、屋外の学習活動のためのスペースが設けられています。


拡張計画

近い将来、より多くの一般教室や特別教室、実験室、図書メディアセンター(LMC)、フルサイズバスケットボールコートを要する体育館、400名以上を収容できる講堂、屋上カフェテリアやフットサルコートを含む多層階のセカンダリースクールを建築する計画が進行中です。メインスクールオフィスや保健室はこの建物に入る予定です。 劇場や音楽練習室へのアクセスを考え、エレメンタリーとセカンダリーの音楽室はどちらもこの新校舎に移動します。

KISTから徒歩圏内にある私立の女子校、中村中学校・高等学校のご厚意により、工事中のG6からG8の授業をそちらの校舎で行います。他の学年も中村中学校・高等学校の体育館や体育施設をお借りできる予定です。

新校舎建設プロジェクトの開始を2020年中旬に予定しておりましたが、COVID-19感染症の影響により延期となっています。新たな建設計画の詳細は後日お知らせいたします。

ほぼ2年間にわたる建設中、校庭の大部分は使用できなくなり、生徒が運動や遊びに使える施設は体育館と多目的ホール(MPR)に限られます。しかし園庭(ECE)には影響はありませんので通常通り使用できます。建築が完了し、旧校舎の解体が終了次第、形状や場所は現在のものとは異なりますが、現在のものより若干広い校庭がお目見えします。また、工事に伴い騒音や、運動・体育のために校外に移動するなどの不便が生じる可能性がありますが、新校舎がもたらす様々な可能性に大きな期待を寄せています。工事期間中、コミュニティの皆様の温かいご理解とご協力をお願いいたします。