ディプロマ・プログラム

ディプロマ・プログラム(DP)は生徒の大学進学前の最後の2年間に提供される、学習に焦点を当てた、難度の高い、バランスの取れた教育プログラムです。本カリキュラムでは、PYP及びMYPで培った基礎力の上にさらなる学力を積みます。また、KIST生は2年間、IGCSEで難度の高い学習を行ってきているため、DPへの準備がしっかり整っています。DPは世界中の大学からの認知度も高く、高い評価を受けており、生徒がバランスのとれた「全人」としての大人へと成長することをサポートするように作られています。学習者は新たな概念やスキルの習得するように後押しされますが、同時に学習するテーマが世界に与える影響や関連性についての理解を求められます。DPを通し、生徒たちは論理的思考力、異文化理解や様々な異なる視点に触れるという貴重な学習経験をすることができます。

様々な分野でバランスのとれた基礎的知識を有することを証明し、IBディプロマを完了するために、生徒は以下6つの科目群からそれぞれ履修する教科を選ばなければなりません。

Group 1—Studies in Language and Literature(言語と文学)
Group 2—Language Acquisition(言語習得)
Group 3—Individuals and Societies(個人と社会)
Group 4—Sciences(理科)
Group 5—Mathematics(数学)
Group 6—The Arts(芸術)

各科目群には生徒の興味・関心、また目標に応じた様々な選択肢があります。生徒は合計で6科目履修しなければなりません—科目群1~5の中から1科目ずつ、そしてグループ6(芸術)又は芸術科目を履修したくない場合、グループ1~5の中からもう1科目履修します。新G11が履修できる教科は毎年4月頃に発表され、また、年度によって提供される教科が変わる場合もあります。現在履修できる科目については以下リンクをご覧ください。

DP科目は上級レベル(HL)(2年間での授業時間240時間)又は標準レベル(SL)(2年間での授業時間150時間)で提供されます。生徒は最低3科目を最高で4科目を上級で、残りを標準レベルで履修します。

6つの主要科目に加えて、生徒たちは知的、精神的、身体的、倫理的に成長を促されるIBコア科目と呼ばれる3つのコース要件を満たさなければなりません。IBコア科目は以下の通りです。

  1. 知の論理(TOK)では、人類がどのように学び、理解するのかに関する生徒自身の理解や偏見について探求します。
  2. 課題論文(EE)は、生徒自身が選択した学習テーマについて4,000字でまとめた学術論文です。
  3. 創造性、活動、奉仕(CAS)では、生徒が特定の時間数、創造的、身体的、コミュニティ奉仕活動に従事する事を求めます。

CASに関するさらに詳しい情報はこちらから

本コースを通して生徒たちは教室の外での幅広い経験を得、成長する機会を与えられます。この学習への多様性のあるアプローチは生徒が大学で直面する困難に立ち向かい、バランスのとれた人格を持つ個人となるための準備となります。

KISTでは生徒が世界中の一流大学に合格するためのサポートをし、高いレベルでの知識と論理的思考力の発達、タイムマネージメントなどのスキルの発達などの基礎を築くことで第3次教育や更にその先での生徒が成功するための準備を行うために学習に強い焦点を置いています。KIST卒業生の最新のDP試験結果やその他の学習成績のデータは学習成果のページからご覧いただけます。DP各教科群でのKIST卒業生のスコア詳細は学校プロフィールをご覧ください。

カリキュラムの本質、学習方法、その他全般的に期待されることなどについて保護者の方に勉強していただくカリキュラム説明会が年間を通して行われます。学校は、すべての保護者の方に説明会への参加を奨励し、お子さんを適切にサポートしていただくために必要な知識を身につけていただきたいと思います。

在校生を対象とした最新のKIST IB Diploma HandbookへはMyKIST Family Pageからアクセスしていただけます(ログインが必要です)。

DPに関する保護者向けのさらに詳しい情報はこちらから(英語のみ)